歴史と文化を感じる新たな旅 “灯台めぐり”に出かけよう 石川県・能登観音崎灯台【前篇】
現在、日本に約3,300基ある灯台。船の安全を守るための航路標識としての役割を果たすのみならず、明治以降の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもありました。建築技術、歴史、そして人との関わりはまさに文化遺産と言えるもの。灯台が今なお美しく残る場所には、その土地ならではの歴史と文化が息づいています。そんな知的発見に満ちた灯台をめぐる旅にみなさんをご招待。第1回となる今回は直木賞作家・安部龍太郎さんが石川県七尾市・能登観音崎灯台を訪れました。...