直木賞作家・門井慶喜が 近代日本の歴史から 灯台を読み解く 瀬戸内海を見守り続けてきた鍋島灯台
現在、日本に約3,300基ある灯台。船の安全を守るための航路標識としての役割を果たすのみならず、明治以降の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもありました。建築技術、歴史、そして人との関わりはまさに文化遺産と言えるもの。灯台が今なお美しく残る場所には、その土地ならではの歴史と文化が息づいています。そんな知的発見に満ちた灯台を巡る旅、今回は2018年に『銀河鉄道の父』で第158回直木三十五賞を受賞した門井慶喜さんが香川県の鍋島灯台を訪れました。...